あの、、、おひさしぼんじゃちわです。
素直に言いますが、ちょっとサボってました。てへぺろ申し上げます。
さて、実はとあるクリスマスの夜に、一丁前に予約してディナーに行った時の話をします。
(いにしえ級の過去の話)
その近辺にございます、とっても良い雰囲気の一軒家なお店。
その名も「ダ・ジェンナリーノ」さん。
典型的な日本人が好むTHE・イタリアンという感じではなく、
ほんまにイタリア人がお母さんから教わった料理をオシャレに仕上げました、というような。
職場のグルメなお方から教えて頂いたこともあり、期待が止まりません。
この日はクリスマス限定コースディナーということで。
とりあえずシャンパンを。
(これがまた美味しいんだわ…)
では、まず前菜。
"和牛のタルタル"
(「黒毛和牛のモモ肉を少し炙り、イタリア産大麦・オートミールをタルタルにしています」とのこと)
いやこれ、、、
前菜からこの美味しさ爆弾は反則。
そもそも大麦・オートミールのタルタルってなにさ。美味すぎなんですが。
素朴な麦の香りと優しいタルタル感。和牛の香ばしい旨味を邪魔する事なく、前菜としてしっかり合体したマリアージュの傑作。
そして。
"エビのグリル カポナータ添え"
カポナータとはシチリア発祥の言うたらトマトソース風の野菜の煮込み。
恐らくはこのエビに添えられた黄色い鮮やかなソースがカポナータをペーストにしたソースなのでしょう。
清涼感のあるトマト系ソースとエビの旨みが合わないはずもなく。気づけば殻まで美味しく頂きました。
さらにこちら。
"ラビオリのスープ仕立て"
(イタリアでイベント時によく食べるパスタを水餃子みたいにしたパスタ)
これ、、
どないかして大量輸入したいのですがダメです??
コストコみたいに大量に冷凍庫で保管しておきたい美味しさ。
あの、まず水餃子とは全然違います。似て非なるもの。
スープがとっても上品なブイヨンです。経口補水液のように喉に染みていきます。
中の肉ダネもとっても繊細。冗談抜きで初めて食べる美味しさでした。
そして今度はパスタ。
"イタリア産ポルチーニ茸のクリームソースパスタ"
圧倒的な濃厚さ。でも口説くない。チーズ臭いこともない。絶妙かな。
このパスタ、おそらくパッケリという円筒のとっても大きなやつ。知らない人からしたら「絶対にイタリア人がウケ狙いで発明したやつ」と思うこと間違いなしなこの見た目。ですが南イタリアはカンパーニャ州生まれの生粋のパスタです。
この大きさだからこそのモチモチ感、クリームソースを吸ってくれる器の広さ、そして大きさ故の小麦の存在感の強さを味わえるのです。最高。
そういえば筆者も幼き頃、スーパーでパッケリに遭遇した時、謎に「これ食べたい!夢のよう!」と興奮したのを思い出しました。
さぁそろそろメインディッシュです。
こんな潔く、侘び寂びすら感じるアクアパッツァを筆者は初めて味わいました。
めっちゃうまいです。
これぞ引き算の料理。素材の引き立て方を知っている調理。
ただただオリーブオイルを振りかけてイタリアンぶるのは良くないと教えてくれる燻銀料理。
さらに肉料理。
"和牛頬肉の赤ワイン煮込み"
ホロホロのホロ。
白米が欲しくなりましたね。
さぁようやくご飯モノはここまで。
もうここまでで既に美味しすぎてアヘアヘです。
さらにデザートの追い討ち。
(イタリア産マスカルポーネとブラジル産トロピカルフルーツのクプアスにベリーを混ぜて冷やし固めたデザート)
後味すっきり。マスカルポーネの爽やかさでここに来て胃袋が「ちゃっかり別腹モード」です。
とは言いつつもしっかりシメを。
なんと。オリーブティー。
初めて聞きました。
簡単に言うと、煎茶にエクストラヴァージンオリーブオイルの油分は無くて香りだけ入ったような。
これだけ記載すると「え??」となりそうなのですが。
めっちゃ優しい美味しさが潜んでいます。
これ、全国的に流行ってくれないですかね。どのイタリア料理のシメにも合います。
家で飲めないか調べてみよう。
さて。皆さまいかがでしたでしょうか。
こんなに素晴らしいお店があったなんて。本当に感謝でしかないです。
結構こじんまりしたお店ですので、事前のご予約などをオススメします。
皆さまもぜひ。
ごちそうさまでございました。
▼お店の詳細はこちら(食べログ)
ダ ジェンナリーノ
078-915-7329
兵庫県明石市大蔵町13-7
https://tabelog.com/hyogo/A2804/A280401/28043660/